通信教育だけで取得できる発酵の資格6選。どれがいい?

発酵の資格は似たような名前が多くてややこしいですよね。

この記事では通信教育で取得できる発酵の資格をまとめていますので、資格選びの参考にしてみてください。

この記事でわかること
  • 通信教育で取得できる発酵の資格がわかる
  • あなたに合っている資格を選べるようになる

(なお記事の情報は2024年3月時点のため最新の情報は各ホームページをご覧ください)

目次

発酵の資格一覧

通信教育で取れる発酵の資格一覧です。

スクロールできます
資格発酵食品
ソムリエ
発酵食品
マイスター
発酵食健康アドバイザー発酵食品
マスター
醸しにすと
(発酵食スペシャリスト)
発酵検定
認定機関発酵文化推進機構日本安全食料料理協会(JSFCA)日本能力教育促進協会 (JAFA)ホールフード協会日本発酵文化協会
料金
教材
難易度
オンライン
対応
おすすめ度
迷ったらコレ

2資格を確実に取得可

手軽にスマホで学べる

教材が充実

実力試しをしたい方

※発酵検定だけは通信教育ではなく独学受験する必要があります。

条件や目的から選ぶ

どの資格も発酵の知識を持っている証明として使えるので、条件や目的に合わせて選ぶのが良いでしょう

料金を安く抑えたい

発酵検定

費用:6,200円

発酵検定は独学で受験できるため、最低限かかる費用が受験料だけとなっています。

公式テキスト(1,650円)と合わせても7,850円で、他の資格と比べると非常に低コストです。

発酵食品マスター

費用:8,460円(初回利用者以外は11,460円)

サブスクプランを使えば、初回利用者は資格取得までの最低料金は1万円を切ることができかなりリーズナブルです。

発酵食品ソムリエ

費用:34,000円

発酵食品ソムリエは費用は講座料と資格認定料込みとなっています。

他の講座は資格認定料など追加費用が掛かるものが多いため、トータル費用は発酵食品ソムリエは比較的安めといえます。

スマホだけで手軽に学びたい

発酵食品マスター

formieの発酵食品マスターは完全オンラインテキストのため、スマホでいつどこでも学ぶことできます。

資格を100%取りたい

発酵食品マイスター/発酵食健康アドバイザー

認定講座の試験免除コースを受講すると、課題の提出だけで100%資格を取得することができます。

分かりやすい教材がいい

発酵食品ソムリエ

オールカラーで図解豊富なテキスト、DVD(またはオンライン動画)、レシピ集、発酵図鑑など教材が充実しています。

醸しにすと(発酵食スペシャリスト)

オールカラーのテキスト、DVD2巻 (伝統の蔵元を訪ねる / 発酵食品を手作りしよう)、発酵食レシピ集(レシピカード)、発酵食品手作りBOOK(塩麹/旨塩麹/甘酒/手前味噌/ぬか床)など、こちらも充実した内容です。

今の実力を試したい

次の資格は受験だけすることが可能です。

発酵食品マイスター/発酵食健康アドバイザー

受験料は各1万円。年に6回(偶数月)試験が行われています。

ただし講座で取得する場合は4ケ月かかる内容なので、知識に自信が無い方や確実に取得したい方は講座の受講がおすすめです。

発酵検定(発酵文化人)

1年に1回、オンラインで試験が行われています。

じっくり勉強したい

発酵食品マイスター/発酵食健康アドバイザー

記述式の課題が5回あるほか、練習問題が充実。

醸しにすと(発酵食スペシャリスト)

記述式の課題が4回あります。

仕事で活用したい

仕事で活用したい場合は、発酵検定以外の資格がおすすめです。

なぜなら他の資格は「ソムリエ」「マイスター」「マスター」「スペシャリスト」といった言葉を使っているため、専門的な知識を持っていることをイメージしやすいからです。

発酵食品ソムリエ

認定機関

発酵文化推進機構
(監修者:理事長 小泉武夫先生)

講座運営

ユーキャン

受講料/受験料

34,000円/なし

資格認定料

なし

取得目安時間/サポート期間

3ヶ月/6ヶ月

試験頻度

随時

費用・教材・内容のバランスが良い資格です。

オンラインサポートもあり、DVDプレイヤーを持っていなくても動画を見ることができたり、課題をオンラインで提出できるのですぐに次のステップに進むことができます。

課題はすべてマークシート方式のため、きちんと勉強すれば資格取得は難しくありません。

発酵食品ソムリエの特徴

  • オールカラーで図解豊富なテキストで理解しやすい
  • 動画、レシピ集、発酵図鑑など副教材が充実
  • オンラインでも動画視聴、課題提出が可能(最終認定試験は郵送のみ)
  • 課題はすべてマークシート方式のため試験の難易度は低め

発酵食品マイスター/発酵食健康アドバイザー

認定機関

発酵食品マイスター:日本安全食料料理協会(JSFCA)
発酵食健康アドバイザー:日本インストラクター技術協会(JIA)

講座運営

SARAスクールジャパン/諒設計アーキテクトラーニング

受講料/受験料

①59,800円/各1万円

②79,800円(試験免除講座)/なし

資格認定料

各5,500円

希望者には合格認定証(5,500円)、 認定カード(5,500円)

取得目安時間/サポート期間

最短4ケ月/12か月

試験頻度

年6回(偶数月)
(ただし試験免除講座は試験なしで資格取得可能)

試験免除講座を修了すれば、発酵食品マイスターと発酵食健康アドバイザーの2資格を必ず取得できるのが特徴です。

副教材や動画はありませんが、課題提出は記述式で5回あり、模擬試験や練習問題付きのためじっくり勉強したい方におすすめです。

発酵食品マイスター/発酵食健康アドバイザーの特徴

  • 試験免除講座では、課題提出のみで資格を2つ同時に100%取得できる
  • 課題は記述式で5回あり練習問題も充実。じっくり勉強できる
  • 自信があれば試験だけ受けることも可能
  • 副教材(レシピ集・動画など)は付いていない
  • テキストは文字中心
  • 比較的費用は高い

発酵食品マスター

認定機関

日本能力教育促進協会(JAFA)

講座運営

formie(アンビスト株式会社)

受講料/受験料

①サブスクプラン:980円(初回7日間のみ。2回目以降3,980円)/3,980円(1000pt)

②買い切り:33,000円/なし

資格認定料

①3,500円(ポイント別購入した場合)
②なし

取得目安時間/サポート期間

1ヶ月(早ければ1週間)

試験頻度

随時

発酵食品マスターは、申込みから資格発行まですべてオンラインで完結できるのが特徴です。

アンビスト株式会社が運営しているオンライン通信資格サービス「formie」から申し込み、代金を支払うとすぐに受講が可能です。

低コストで抑えたい場合は、サブスクプランを選択することで月3,980円(初回7日間は980円)で1講座受講が可能です。

試験料と資格認定料にはさらにかかりますが、それでも他の講座と比較するとかなり低コストです。

ただしオンラインテキストのみで副教材などは付いておらず、他の資格と比較すると物足りなさがあるかもしれません。

  • オンラインテキストのためスマホやタブレットで外出先でも勉強可能
  • 支払うとすぐに勉強を始められる
  • サブスクプランを使えば費用をかなり抑えられる
  • 副教材(レシピ集・動画など)は付いていない

醸しにすと(発酵食スペシャリスト)

認定機関

ホールフード協会

講座運営

がくぶん

受講料/受験料

39,900円/なし

資格認定料

7040円~14,740円

取得目安時間/サポート期間

約4ケ月/10ヶ月

試験頻度

随時

「醸しにすと」は、がくぶんの「発酵食スペシャリスト講座」を修了することで認定される資格です。

講座ではオンラインでの動画視聴や課題提出ができないこと、また講座修了証や資格認定証の発行には別途お金がかかるため、やや費用は高めになることがあります。

しかし、テキストはオールカラーでわかりやすく、課題を提出するごとに「発酵食レシピカード」ももらえたり、タカコ・ナカムラ先生の1時間で作る「旨塩麹」の作り方も学べるなど、教材の内容が充実しています。

・テキスト4冊(発酵食の基礎知識 / 発酵食をきわめよう1 / 発酵食をきわめよう2 / 発酵食でつくるヘルシーライフ)
・DVD2巻 (伝統の蔵元を訪ねる / 発酵食品を手作りしよう)
・サブテキスト
・タカコ・ナカムラ発酵食レシピ集(レシピカード)
・発酵食品手作りBOOK(塩麹/旨塩麹/甘酒/手前味噌/ぬか床)

  • DVD2巻、レシピ集など副教材が充実
  • テキストはオールカラーで見やすい
  • 課題提出ごとに「発酵食レシピカード」がもらえる
  • オンラインでの課題提出はできず返送されるまで時間がかかる
  • 動画視聴はDVDプレイヤーが必要
  • 講座修了証、認定証に別途費用が掛かる

発酵検定(発酵文化人)

主催者

日本発酵文化協会

後援:農林水産省

運営事業者

日販セグモ株式会社

受験料

6,200円

資格認定料

なし。ただし認定カードや名刺発行は有料

試験頻度

1年に1回

発酵検定は他の講座とは異なり、通信教育ではなく1年に1回の頻度で検定が行われています。最近はオンライン開催が主となっています。

検定に合格すると日本発酵文化協会から「発酵文化人」として認定されます。

合格には4択方式(全100問)70問以上の正解が必要で、発酵に関する広い知識を身につけておく必要があります。

勉強には下記の公式テキストを使って独学するのが一般的です。

監修:一般社団法人 日本発酵文化協会
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ただし、仕事に利用するのであれば別の資格の方が名前的に信頼性は高くなると思います。

  • 基本的に独学で受験する
  • 合格すると日本発酵文化協会から「発酵文化人」として認定される
  • 合格者は、日本発酵文化協会のベーシック講座の麹教室を割引価格で受講できる
  • 仕事に利用するのであれば別の資格の方が信頼性は高い

まとめ

この記事では次の資格について紹介してきました。

どれも発酵についての一定の知識を持っていることを証明できる資格ですので、どの資格を取っても生活や仕事に役立つことは間違いありません。

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