発酵の資格は基本的に何かの講座とセットになっていることが多いですが、中には受験だけで資格を取得できるものがあります。
講座を受ける時間が無い、すでにある程度知識があり今の自分の実力を試したいという方にはおすすめです。
- 講座無しで取得できる発酵の資格を取りたい
- 実力試しのために試験だけを受けてみたい
- 講座を受ける時間が無い
- 料金を極力抑えたい
「独学」の定義
本記事では「独学」を、スクールや通信講座などに頼らず、書籍などで自力で勉強することとします。
一般的には下記の説明の通り、独学は先生からの指導を受けずに一人で勉強すること理解されていることが多く、通信講座も独学に含まれると考えられますが、ここでは説明の都合上、通信講座も除き、自力で勉強することと定義しておきます。
どく‐がく【独学】 の解説
[名](スル)学校に通わず先生にもつかず、独力で学ぶこと。「—して中国語を習得する」
goo辞書
独学で取得できる発酵資格
独学で取得できる発酵資格は次の3つです。
- 発酵食品マイスター
- 発酵食健康アドバイザー
- 発酵検定
発酵食品マイスター
- 認定機関
-
日本安全食料料理協会(JSFCA)
- 運営機関
-
日本出版販売株式会社
- 料金
-
10,000円
- 試験頻度
-
年6回(偶数月)
- 試験会場
-
自宅
- 勉強方法
-
・独学
・認定講座の受講
SARAスクールジャパンor諒設計アーキテクトラーニング
発酵食品マイスターは、発酵食品に関する幅広い知識を持つことを証明する資格です。
発酵と腐敗の違いや、麹や菌の働き、各発酵食品に関する知識や、発酵過程での微生物の働き、美容・健康効果などについて深い理解が求められます。
この資格を取得することで、日常生活に発酵食品を取り入れた健康的な生活をサポートするだけでなく、飲食業界や健康に関連する仕事、美容に関わる仕事、食育に携わる仕事など、さまざまな分野で活躍できます。
日本安全食料料理協会(JSFCA)
認定講座の受講が一般的
基本的に独学では過去問や試験内容の情報が入手できないため、認定講座の受講が一般的となっています。
さらに、試験免除講座を受講すれば、次に説明する発酵食健康アドバイザーの資格も一緒に必ず取得できるようになっています。
- SARAスクールジャパン
- 諒設計アーキテクトラーニング
どちらも同じ会社が運営しています。
SARAスクールジャパン:女性向けのサイトデザイン
諒設計アーキテクトラーニング:一般向けのサイトデザイン
発酵食健康アドバイザー
- 認定機関
-
日本インストラクター技術協会(JIA)
- 料金
-
10,000円
- 試験頻度
-
年6回(偶数月)
- 試験会場
-
自宅(郵送)
- 勉強方法
-
・独学
・認定講座の受講
SARAスクールジャパンor諒設計アーキテクトラーニング
発酵食健康アドバイザーの試験は年に6回開催されています。受験料は10,000円(消費税込み)です。
試験は在宅で受験でき、合格基準は70%以上です。
試験内容には発酵の仕組みや発酵食品に関わる微生物、発酵食品の歴史などが含まれます。
発酵食品や発酵食品を使った料理に関する十分な知識を有している方を認定する資格です。発酵過程における微生物の働きを熟知し、美容・健康効果、乳酸発酵・アルコール発酵・酢酸発酵の仕組みや違い、それぞれの菌の働きや効果に関する知識を備えていることが求められます。
また、発酵食品を使った料理や効果的な食べ合わせの方法、自家製発酵食品の作り方、普段の生活に効果的に発酵食品を取り入れるための知識や技能も必要です。
資格取得後は、発酵食品に関するスペシャリストとしての活動や、美容・健康などさまざまな側面からアドバイスができる講師としても活動することができます。
認定講座の受講が一般的
発酵食品マイスターと同じくSARAスクールジャパン・諒設計アーキテクトラーニングが講座を提供しています。
独学では、過去問や試験内容の情報が入手できないため、認定講座の受講が一般的です。
- SARAスクールジャパン
- 諒設計アーキテクトラーニング
どちらも同じ会社が運営しています。
SARAスクールジャパン:女性向けのサイトデザイン
諒設計アーキテクトラーニング:一般向けのサイトデザイン
発酵検定
- 認定
-
日本発酵文化協会
- 運営
-
日本出版販売株式会社
後援:農林水産省
- 料金
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6,200円
- 試験頻度
-
1年に1回
- 試験会場
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自宅(オンライン)
- 勉強方法
-
公式テキスト「発酵検定公式テキスト」などで独学
発酵検定は、日本発酵文化協会が主催する、発酵に関する基本知識を問う検定です。
合格すると、協会主催の麹教室割引や「発酵文化人」認定などの特典を受けられます。
検定は、日本出版販売株式会社(日販)が運営し、農林水産省が後援しています。
年に1回、マークシート択一方式で実施されます。
通常は「発酵検定公式テキスト」を使って独学で勉強しますが、内容は充実しているので、しっかり取り組む必要があります。