こんにちは。まーちゃんです。
以前仕事をしていた時に、「手前味噌ですが」という言葉をしばしば聞くことがありました。
何となく意味は理解していたのですが、味噌関連の言葉ですのでより深く調べてみました。
目次
手前味噌は自分で作った味噌のこと
手前味噌という言葉は、ビジネスシーンでとくに年配の方が使っているイメージがあります。
たとえば「手前味噌ですが、こちらの商品は本当におすすめですよ」なんて言い方をします。
手前味噌
自分で自分を褒めること。自慢。▽かつて味噌みそは自家製で、自分が造った味噌を互いに自慢し合ったことからできた言葉。
三省堂 新明解四字熟語辞典
《自家製の味噌を独特の味があると自慢する意から》自分で自分のことをほめること。自慢。「手前味噌を並べる」
小学館 大辞泉
手前って?
手前には
・自分
・わたくし
・私たち
という意味や
・おまえ
・てめえ(手前が変化した)
という意味があるそうです。
手前
1 一人称の人代名詞。自分のことを謙遜していう語。わたくし。「手前の生まれは信州です」
2 二人称の人代名詞。
㋐対等または目下の相手をさしていう。おまえ。→てめえ「おれは―を憎くて殺したのでねえんだぞ」〈賢治・なめとこ山の熊〉
㋑(「おてまえ」の形で)対等の相手をさしていう。あなた。「お―の大切にしらるるものをおれが伐るものか」〈咄・鹿の巻筆・一〉
デジタル大辞泉(小学館)
自分のことを指すときは、謙遜した意味を持ち、相手のことを指すときは時は対等または目下に対して使います。
手前味噌の「手前」は「自分の」という意味で使われているんですね。
文脈によって同じ言葉を1人称と2人称を使い分ける日本語は奥深いです・・・