紅麹発酵食品「豆腐よう」はおいしい?まずい?

沖縄の物産展で、珍味「豆腐よう(豆腐餻)」が販売されていたので買って食べてみました。

泡盛や焼酎が苦手でなければ、かなりおすすめです!

目次

豆腐ようは沖縄の発酵食品

豆腐ようは、沖縄の発酵食品です。

豆腐を米麹・紅麹・泡盛・砂糖・塩で数ヶ月漬け込んで作ります。

私は、発酵食品ソムリエ(体験談はコチラ)の勉強をしている時に豆腐ようを知ったのですが、某製薬会社の紅麹騒動で知ったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

個人的に前から気になっていたのもあり、先日、沖縄物産展でこちらの豆腐ようを見つけ思わず買ってしまいました。

一箱4個入りで千円位でした。

豆腐よう

ネットでも販売されているものです。

赤みは紅麹の色

豆腐ようは茶褐色をしています。

これは紅麹(べにこうじ)由来の色です。

紅麹は、ベニコウジカビを米などに付けて増殖させたものです。

赤色の色素を持ち、色素だけを取り出して食品の着色料としてもよく使われています。

ちなみに名前の似た米麹(こめこうじ)は、コウジカビという別の種類の菌を米に付けて増殖させたものです。

豆腐ようの食べ方

豆腐ようを楊枝でそいでいる

豆腐ようは味が濃厚なので、楊枝や箸の先などで削ぎながら少しずつ口にするのが一般的な食べ方です。

少しの量で長時間楽しめる上、カロリーや塩分量も少なく健康的で、お酒のあてにピッタリです。

栄養成分表示【1粒(約15g当り)】
エネルギー45.2kcal
たんぱく質1.5g
脂質1.4g
炭水化物3.3g
食塩相当量0.36g

おつまみの他、ごはんのお供にしたり、トーストに塗ったりと色々な食べ方もあるようです。

豆腐ようを食べた感想

先に泡盛の風味が感じられる

口に入れた瞬間、まず泡盛の風味がフワッと感じられます。

泡盛のロックを嗅いだ時のあの感じです。

ちなみに、私が買った豆腐ようは、泡盛の風味が軽減されている「マイルド」でしたが、これで十分だと感じました。

まずマイルドがおすすめ

味や食感はクリームチーズとウニを足した感じ

食感はまるでクリームチーズのようです。

味はクリームチーズとウニを合わせたような濃厚な味です。

目隠しされたらこれが豆腐だと分かる人はいないのではないでしょうか。

まさに珍味です。しかもおいしい。

続けて食べると泡盛の匂いが不思議と気にならなくなり、どんどん口に運んでしまいます。

豆腐ようの注意点

豆腐ようは、アルコールが揮発せず一部残っているため、子供やお酒に弱い方、車を運転する予定のある方は避ける方が良いでしょう。

豆腐ようと臭豆腐は別物

ところで、臭豆腐(しゅうどうふ)も豆腐を使った発酵食品ですが豆腐ようとは別物です。

豆腐ようは、米麹や紅麹、泡盛などを使って数ヶ月発酵させた沖縄の食品です。

一方、臭豆腐は、植物性のつけ汁、納豆菌、酪酸菌などと一緒に短期間漬けこんだ、中国や台湾の食品です。

豆腐よう
臭豆腐
  • 沖縄の発酵食品
  • そのまま食べることが多い
  • 数ヶ月発酵
  • 米麹や紅麹、泡盛などを使う
  • 中国や台湾の発酵食品
  • 揚げ、焼きの他、鍋の具材として食べる
  • 短ければ一晩発酵
  • 野菜や納豆菌、酪酸菌などを使う

一度は食べて見てほしい味

豆腐ようは、ぜひ一度は食べてみて欲しい発酵食品です。

ややアルコールを含むため、お子様やお酒に極端に弱い方は避ける方が良いですが、泡盛や焼酎好き、チーズやウニが好きな方には、かなりおすすめです。

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